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回顧-4(2013-2015) [雑]

2013年は、茜色に染まる雲海上の富士山を眺めながら、様々な思い出に浸ることからスタートした。

一方で日本考古学協会における文化財返還問題は3年の間一向に進展がなく、ということは放置されていた訳で、2013年の春には理事会に総会での審議を求める書簡を改めて送らざるを得ない状況になっていた。
それに対する応答が、新たな妄言すなわち文化財返還問題を直視せず棚上げ・先送りする理由として持ち出された「国政レベルの事案」というものであった。
これは、当該問題が「日本考古学協会」というある組織の性格問題を越えて、「日本考古学」そのものが抱える本質的な病理と関わることを示していた。

2013年4月には提出した書簡の内容を受けて、本問題を担当する理事と個別に話し合うという新たな状況を迎えることになった。
しかしその後も、事態は遅々として進展せず、一進一退を繰り返して現在に至っている。

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回顧-3(2010-2012) [雑]

2010年の年頭には、以下の5つの課題を挙げた。

1.未刊行報告書対策委員会 Unpublished report comittee. 
2.土壌汚染対策委員会 Soil pollution comittee.
3.略奪文化財返還委員会 Plunder cultural property comittee.
4.デジタル化推進委員会 Digitalization comittee.
5.<遺跡>問題検討委員会 Site-problem comittee.

#3については、日本考古学協会にそれらしきものができつつある。#4についても、奈良文化財研究所がようやく重い腰を上げたところである。残りの3つ(#1・#2・#5)については、未だにその兆しすら伺えない。土壌汚染については、2011年3月以降新たな難題を抱えているにも関わらず。

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回顧-2(2007-2009) [雑]

3年目に入って、そろそろ落ち着いてきた頃かなと安心していたところに思わぬ落とし穴が。

事件は、レンフルー&バーン(松本&前田訳)2007『考古学 -理論・方法・実践-』を章ごとに論評している過程で起こった。社会考古学と題する箇所(第5章)で、筆者らがホークスを紹介して「こうした議論を私たちは受け入れない」とした意見に賛意を示したことから、「ホークスはそんなことは言っていない、だからレンフルーらの議論は成立しない」というコメントがブログに寄せられた。そこから最終的には、介入された第三者がレンフルーに直接コンタクトを取るという事態にまで至った。議論の対象となった原書は、2012年に第6版が出版されているが、当該箇所がどのように修正されているのか確認するに至っていない。

レンフルー&バーン2007『考古学』 2007年9月18日~2008年1月7日

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回顧-1(2005-2006) [雑]

「五十嵐2004d「考古記録」『現代考古学用語事典』で、第2考古学を宣言した。
それは、従来の第1考古学に飽き飽きしていたからだ。」【2005-08-24】

10年前、こんな書き出しでブログ「第2考古学」はスタートした。
「よくもまぁこんな大胆なことを」という思いと同時に「10年経っても成長していない」という思いが交錯する。
翌日の初コメントに対しては、「蒔くな、突き刺せ!」「線を作れ、決して点を作るな!」「速くあれ、たとえ場を動かぬときでも!」というドゥルーズの刺激的な言葉をもって応じたのだが、当時の心意気を示して余りある。

<遺跡>問題 2005年8月25日~9月6日 
痕跡研究(トラセオロジー) 2005年9月7日~9月17日
考古二項体制(遺構:遺物)批判 2005年9月19日~9月22日
砂川(母岩識別)批判 2005年10月5日~10月13日
近現代考古学 2005年10月19日~10月24日
捏造問題 2005年10月26日~11月17日

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